副業をしていた医局秘書時代について話そうと思います。
医局秘書といっても地方の総合病院の秘書。
シングルマザーとして息子が産まれたときから女手一つでひとりで育てている私には
お給料が全然足りませんでした。
そこで副業を検討していました。
もともと秘書の募集も「留学経験者求む」という求人に申し込んで採用されたものでした。
副業として検討したのが、英語力を活かした仕事でしした。
忙しすぎて検討のみで終わっていた副業のこと。
時は過ぎ、
医局で医者の論文を校正、editingすることを依頼されることが多くなっていました。
その医師の論文が著名なジャーナルに掲載されることが決定し、
有名大学の名誉教授の目にとまりました。
私の名が挙がったようで、名誉教授から翻訳を依頼されるようになりました。
秘書の仕事も大変なのに、同僚にお願いしながら勤務時間中に教授の翻訳をしました。
私、翻訳の仕事合っているのかも?
そんなことを思っているとき、教授の最終校正者である海外の翻訳者からメールが届きました。
英語のメールでしたが、
「秘書をしているの?今すぐ翻訳の世界で働きなさい。」
と書かれていたのを今でも覚えています。
自分が本当に翻訳の世界で評価されるのか試しておこうと思い、
ある翻訳会社に
「トライアルを受けさせてほしい」というメールを直接送りました。
すぐにテストが送られてきました。
すぐに訳して返信します。
結果は合格。
それから、息子を育てながら、副業と本業の秘書の仕事をするダブルワークの日々が始まります。
息子を育てながら秘書としてフルタイムで働き、帰ってきてから息子を寝かしつけて
その後、依頼された翻訳会社からの翻訳に取り組みます。寝る時間はほとんどありませんでした。
本業の秘書のお給料を上回るほど、副業で稼げるようになったころ、体を大切にするためにも息子のためにもフリーランスとして翻訳者になることを決心しました。
具体的に自営業者として開業することなどについてまた書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
らいら
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