どうやったら翻訳者になれるの?
という疑問をお持ちの方も多いと思います。翻訳者になりたいけどどうすればいいかわからないという方もいると思います。
一般的なシナリオとして翻訳者になるプロセスをお伝えします。
翻訳者になる方法
翻訳会社(エージェント)を探す
翻訳を依頼してもらう翻訳会社を探しましょう。翻訳通訳ジャーナル
やWeb検索でさまざまな翻訳会社を検索することができます。
応募前提条件として利用可能な翻訳ツールが記載されていることが多いです。
後述する翻訳ツールを準備しておきましょう。
条件を吟味して自分の専門分野に合っているか、求められている英語力が合っているかを確認し、TOEICなどのスコアが足りない場合は、英語力の向上を目指して勉強しましょう。
英語力と翻訳力は等しい能力ではありません。
ただし、翻訳力を発揮するには、原文・訳文となる英語の能力が必須です。
それを図るうえでTOEICのスコアが問われることが多いでしょう。
私の同僚はTOEICのスコアが900以上の方がほとんどです。翻訳者になる基本として考えても良いでしょう。
翻訳会社のトライアルを受ける
翻訳会社が翻訳者を応募している場合に、
応募条件を満たしている方は、一般的に「トライアル」を受けることになります。翻訳会社の「トライアル」を受験しましょう。合格すると、その翻訳会社の翻訳者として登録されるケースが多いです。
トライアルには全力で取り組みましょう。
翻訳ツール&ソフトウェアを準備する
現在私がよく使用している翻訳ツール&ソフトウェアは次のとおりです。
SDL Trados Studio
SDL MultiTerm
Translation Workspace XLIFF Editor
Wordfast Pro
Wordfast 3
MemoQ
すべて使用可能な状態である必要があります。ライセンスを取得し、最新バージョンにアップデートしておきましょう。
依頼を受けた時に、すぐに使用できる必要があります。
依頼を受ける際、翻訳で使用するツール&ソフトウェアは指定されます。使用できない場合は、依頼が他の翻訳者に移ってしまいます。せっかくの機会を失ってしまいますので、最低限、上記のツール&ソフトウェアを使用可能な状態にしておきましょう。
まとめ
今回は翻訳者になる王道の方法をご紹介しました。他にも翻訳コンテストに応募する方法や、翻訳学校に入学する方法などがあると思います。
さまざまな方法で翻訳依頼を受けるようになったら、晴れて、翻訳者への仲間入りです。
翻訳会社とのやり取りにおいて「社会人としてのビジネスルール」も必須です。
ビジネスメールの書き方、営業、単価交渉などのスキルも身に着けておきましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
記事を気に入っていただけたらポチっとお願いします。