【新社会人や新成人の方へ】
投資はキャンブルか？
半分正解で半分間違いです。
というのも、投資の仕方によってはキャンブルにもなり得ますし、
キャンブルではない堅実な資産形成にもなり得るからです。
たとえば、目先の利益を得るために、価格の上がり下がりに飛びついてしまうような投資方法。これを短期投資という場合もありますが、多くの場合
「投機」
と呼ばれます。
なぜ投資と投機を分けて考えるかというと、得てして投機と呼ばれる行為はギャンブルになりがちだからです。
「投機」という言葉は一般にそこまでしられていないので、「投資はギャンブル」という言葉が生まれるのだと思います。
一方で「投資」は、社会への価値を生み出す企業や国などに資金を投じ、
投資先の成長と共に私たち自身の中長期的な資産形成を行うことです。
私たちのお金を使って投資先が成長すれば、株価が上昇したり、利益の一部を投資家に配ってくれたりしてWin-Winの関係になります。
なお、社会への価値を生み出すって言うと、難しく聞こえるかもしれませんが、例えば、AppleがIPhoneを開発して人々の生活を便利にしたことや、ディズニーランドが多くの人々を楽しませたりすることも社会への価値です。
投資を通じて、世界中の優秀な人たちの能力を借りることができるのです。
例えばGAFAや外資系企業、日本であれば総合商社やソニーみたいな企業に採用されることは簡単ではありません。
私たちがそう言った企業に投資をすることは、ある意味稼ぐ能力に長けた優秀な人達に、私達のお金を増やすお手伝いをしてもらえることでもあります。
しかもインターネットを使って簡単に投資できる便利な世の中になっているので、それをうまく利用しない手はありません。
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インデックス投資のすすめ
では次にどのような商品に投資をしたらよいのでしょか？
先ほど例に挙げたAppleに投資するとした場合、このような投資を「個別株投資」と言います。
代表的なテック企業のみへの投資が怖いとすれば、アメリカの企業全体に投資することもできます。これには、銀行や製薬、エネルギーやインフラなどの多様な企業が含まれています。
もしアメリカ全体でも不安なら、世界全体の企業に投資してみましょう。多様な投資先に資金を投じることは「分散投資」と呼ばれ、特定の企業や国が衰退して、大きな損失を出すリスクを低減できます。アメリカだと4000社ほど、全世界だと8000社ほどの規模への投資になります。
ひとつひとつ自分で注文しなくても、パッケージ化された商品、銘柄が存在します。
それは「インデックス ファンド」と呼ばれ、そのファンドに投資をすることを
インデックス投資と言います。
インデックス投資をすると、個別企業への投資をしている感覚が薄くなりがちですが、その内容を見てみると、Appleやマイクロソフトなどが含まれています。全世界インデックス ファンドの場合は以下のようになります。
そして、このインデックス投資こそが、私たち個人投資家において優れた投資対象と言えるのです。
インデックス投資が優れている理由のうち、投資初心者にとって最も重要だと私が考えるのは、「メンタル面での安定」です。
新社会人の方は本業を始めたばかりでメンタル面でストレスのかかることが多いと思います。それに投資でのストレスがかかってはメンタル面で支障をきたしてしまいます。
投資におけるメンタル面での乱れをなるべく小さくすることが重要になります。
「心の乱れ」というのは、投資したお金が減るときに感じるリスク、メンタルの状況です。
投資をすると、お金が増えることもあれば、減ることもあります。ただ、長期的に何十年というスパンで考えれば、お金が増える可能性が高くなります。銀行に貯金しているよりは大きなリターンが期待できます。
インデックス投資を成功させるのは、「長期保有」なのです。
上の図は、S&P500社への投資において長期保有した場合の平均リターンを示しています。図が示すように、15年以上保有した場合、プラスのリターンになっています。
過去の分析から見ても、一時的に株価が下がる場合があっても、長期的に見て、世界経済、全米の主要企業の経済は伸びていくことは大いに期待できます。
一時的に下がるのを心配するくらいなら、行動に移し、長期的なリターンを得る方が賢明だと言えます。
新社会人＆新成人の皆さんにとって「時間こそ最大の財産」と言えるのです。
早いうちから時間を有効に活用していきましょう。
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